ヌリッタが純粋舞踊とよばれるのは、人間の身体の各部分が、それぞれの位置関係を明確にし、与えられたTala:リズムサイクルの中で、種々のJati:リズム変化を刻みます。師Leela Samsonもヌリッタとは、ダンススタイルのHeart-beat:鼓動である。と言われています。
投稿者: kamara
Adavus : Basic units
アダヴとは基本ステップのことですが、バラタナティヤムのヌリッタの基礎をなす、重要なトレイニングを、順々にまとめ体系付けられたものです。
Bhedah : Movements
インド古典舞踊には、Shiro bhedaha:頭の動かしかた・Drishti bhedaha:目の動かしかた・Greeva bhedaha:首の動かしかた・Mandala bhedhaha:体と足の位置 などの動かしかたがあります。
Hasta & Viniyaga : Mudrar & useing
このハスタは、ヌリッタのなかでは特別の意味を伝えることはなく、動きの中に華やかさ、優雅さ、力強さなどの変化を添えます。またハスタとは、手のジェスチャーの意味だけでなく、“手・指のあり場所”であると教えられました。バランスがとれ、左右対称に組みたてられていることも特徴的です。
ダンスの中の相対性 / Relativity in dance
Bharatanatyamのスタイルは、“調和の舞踊をいきいきと表現している”と 師の著書「Rhythm in Joy」のなかで述べられています。その調和とは、ダンスのなかでどのように表れているのでしょう。正反対の性質や相関関係に分けて考えてみることにします。
からだ・呼吸・こころ
もう数十年も前になりましたが、yogaをはじめた頃、“肉体と心を繋ぐ、唯一の要が呼吸である。”と教えられた時、とても感動し、新鮮な気分になりました。
身振りの鏡 / mirror of gesture
1.000 A.D 頃、 Nandikesvaraにより書かれた「Abhinayadarpanam」(演劇と舞踊の身振りに関するテキスト)を、1917年に、A.K.Coomaraswamy と言う学者により翻訳、概論された本のタイトルが “ Mirror of gesture ”と言います。私はこの言葉に引かれ、何かとても深い意味が含まれているんじゃないかと感じました。
感情 / Bhava : state or emotional fervour
テクニックのパートの中で、Bhava と Rasa について少しふれましたが、
このBhava:感情 とは、私たちの日常の中ではどういう風に沸き起こり、舞踊の中ではどういう表現として捉えられているかを、探ってみたいとおもいます。
幾何学的図形 / Geometrical figures
子供のころから何か象徴された図形が好きでした。たとえば、家に紋帳があったのですが、そのおびただしい数の家紋を飽きることなく見ていました。
いま思い出すとそこには、草花や蝶、円・三角・四角・・・などによって構成された纏まりある調和したものであり、きっとそこには、象徴される印章というものには、大自然の摂理や秩序、調和が表されているのだなと感じます。
インド舞踊コンサート(2011年)
at 清水町地域交流センター 2011.Oct.15.sat